オセルタミビルの効果と副作用

オセルタミビルは、インフルエンザ治療薬であり、スイスに本社を置くロシュ社からタミフルという名称で全世界に向けて販売されています。日本でも2001年から使用が認可されました。日本での使用量は全世界使用量の約75%を占めており、インフルエンザ治療薬として一般にもよく知られた薬剤です。
オセルタミビルは、インフルエンザウイルスが感染した細胞内で増殖したあと、細胞からウイルスを放出して、次の細胞へと感染を拡大させていく時に必要となる、ノイラミニダーゼという酵素の働きを阻害することで、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するという作用機序を示します。この増殖抑制効果により、インフルエンザ予防薬として投与されることもあります。
オセルタミビルの投与によって、A型及びB型インフルエンザでは増殖抑制効果が見られますが、B型に対しては効果が弱い傾向があります。C型インフルエンザにはノイラミニダーゼが存在しないため、効果がありません。
オセルタミビルは、発熱などの症状が現れてから48時間以内に服用すると、発熱期間を24時間、インフルエンザが完治するまでの期間を26時間短縮することができます。
副作用としては、腹痛・吐き気・悪心が5%程度、異常行動が1%程度生じると報告されています。
異常行動については、20歳以下の服用者に高頻度で発生するとの報告がありますが、インフルエンザによる高熱で幻覚・幻聴症状を示すこともあることから、オセルタミビルが原因と言い切ることは出来ない状態です。
異常行動とオセルタミビルとの関係性は解析の余地があるとして、厚生労働省は2007年より、オセルタミビルの10代への使用を制限しています。2014年には完全な臨床試験データが公開となり、入院や合併症を防ぐという投与目的には大きくは貢献しないと判明し、副作用も含めて薬剤効果の見直しが必要となっています。

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